いい写真を撮るには。

そもそもいい写真ってなんだろう。
基本的に写真には正解がないと思っている。というよりどんな写真でも全てが正解なのだと思う。
だから人の写真を見た時、上手だなぁとか下手だなぁと思えたりしたら、それは自分基準で測っているだけだと思う。
でもそんな写真でもたくさんの人の目から見てもすごいと思えるものもある。
実際にフォトコンテストとかはある一定の基準をもって人が判定しているわけだしね。
じゃあ、その一般ウケを狙っていきたいってことが『インスタ映え』ってことなんだと思う。
写真の善し悪しを決めるのは誰か
写真のジャンルって、人物や風景、スポーツなどたくさんあるんだけど、ここでは人物に絞って書いてみる。
1枚のポートレート写真を見た時にいい写真と決めるのは、そもそも誰か?っていうこと。撮る側なのか撮られる側なのか。
多分それは自分の立ち位置によって決まることなのだと思う。
写真家や趣味で撮る人なら自分の価値観だと思うし、カメラマンなら相手のニーズなんだと思う。でもどちらにせよ第三者に良いものであると思うものを撮影できることが大事。

写真の撮り方
撮影に行って、時々クライアントさんに聞かれることは、どうやったらいい写真撮れますか?と聞かれる。
基本的にクライアントさんはカメラに詳しくない場合がほとんどで、一眼レフを持ってない方も多い。大体iPhoneで撮影することを前提とした話で聞かれる。
そこで撮る側の一眼レフでの設定(絞り、感度、シャッタースピード)の話をしたところで???でしかない。
基本私が簡単にお伝えしていること↓
  • 屋外では日陰で撮影すること。
  • ストロボなしで逆光で撮影しない。背景が明るすぎないこと。
  • 構図は地面と平行にする。
  • 屋内ではできるだけ明るい場所で撮影すること。
簡単なことでも少し意識すれば、撮れ方は変わるのだとお伝えしている。

女性目線での撮れ高
多分男性のカメラマンは、露出の三大要素(絞り、シャッタースピード、ISO感度)などの理論数値や光の当たり具合、焦点距離などそういう理論数値を重視する。撮る側からすれば当たり前のことだし、男性は特に理論や数字が好きな人がほとんどだと思う。
でも実際、撮影される被写体(女性)はどうだろう?
全然違う部分を気にしていることがほとんど。
表情やポーズ、メイクや服装、細かいことを言えば皺やクマ、ホクロなど、自分が美しいかどうかが大切。
撮影する時は数字を気にしがちだけど、女性目線では、着衣の乱れ、メイク具合、細く見える角度、そういうことをじっくり観察し撮影してあげることが大切なんだと思う。
私も気づかないこと多いけど、それは絶対的に気にしてあげないといけない項目なんだと思う。
作品として撮ることは撮る側にとっても、撮られる側にとってもお互いの意見や価値を取り入れて一緒にいいものを作っていけることがベスト。
フォトグラファーは男性が多い中、私自身が女性であることはそういう目線を持って自分の持ち味を出して行けるような撮影を行っていきたいと思う。

PHOPLE

photo × people 『写真×人』

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